北海道と聞くと、本州以南で暮らしている人にとっては「遠いところ」という印象を持つかもしれません。
実際、車の陸送料金にも特徴があり、面積が広い北海道は“エリア”ごとに料金相場や陸送にかかる日数が異なるため、陸送を依頼する際は注意しなければなりません。
また、大型車両を指定して陸送を依頼する場合、普通車に比べて料金がかかる傾向にあります。
この記事では、主に北海道以外の地域(道外)から北海道へ車を輸送する場合における、陸送料金の相場・日数について解説します。
北海道と本州以南は海で隔てられているため、基本的には陸送というよりも「輸送」を想定することになります。
以下、道外から北海道へ車を輸送する方法について、陸送・輸送の違いに触れつつ解説します。
陸送と輸送は、似たような意味合いで用いられることもありますが、厳密には異なります。
車の陸送・輸送についての違いを押さえておくと、料金の違いが分かりやすくなるでしょう。
まず陸送についてですが、こちらは主に自走(運転して運ぶ)や積載車(キャリアカー)を用いて車を運搬することを指し、運搬時は陸地を移動します。
より広い意味合いで捉えると、鉄道を利用して運搬した場合はそれも陸送に含まれます。
これに対して輸送は、陸送と併用して船などを使い、車を運搬することを指します。
意外に思う人もいるかもしれませんが、近年では飛行機による自動車輸送サービスも提供されています。
利用するための手段が増える分、輸送を要する地域は陸送よりも料金が高くなる傾向にあります。
また、輸送する車両のサイズ等によっても料金が変わってくるため、その点にも注意しましょう。
北海道への車の輸送を検討する際、スタンダードな方法の一つとしては、陸送業者に依頼する方法があげられます。
例えば、本州から北海道へ引越しを考えている場合、引越しによる荷物の移動とは別に自分の車を陸送業者に運搬してもらうことになります。
輸送時に陸送業者を選ぶ大きなメリットの一つとして、引越し業者に依頼する場合に比べて料金が安くなるという点があげられます。
また、業者の中にはオプションで住所変更等の手続きを任せられるところもあります。
ただし、陸送業者の予約は引越し業者とは別に行わなければならず、日程調整の手間はかかってしまいます。
引越しの日程が早い段階で決まっているなど、車の輸送につき別途準備を進める時間が取れる場合は、陸送業者の利用がおすすめです。
引越し業者に車の輸送を依頼する場合、手続きの時間短縮が見込めるため、急な引越しの予定が決まってしまった場合は便利な選択肢です。
しかし、引越し業者自体がトラックに車を積むなどして輸送できるわけではないため、結局は提携する陸送業者等に依頼する分、仲介手数料のような費用が別途発生しコストがかさみます。
そのような事情から、引越し以外のケース、例えば個人による車の売買においては、そもそも引越し業者を利用するメリットがありません。
引越し業者への依頼を検討する場合は、とりあえず他の選択肢が使えないかどうかを検討してから判断することをおすすめします。
北海道内はとても広く、47都道府県の中で最大の面積を持っています。
仮に陸送サービスを利用した場合、道外から道内へ車を陸送すると、エリアによって料金も変動します。
以下、東京都内から普通自動車向け陸送サービスを利用した場合を想定し、車の陸送料金の相場観や日数について北海道のエリアごとに解説します。
稚内エリアは日本最北端の地域であり、東京から輸送した場合、北海道上陸後の陸送コストも高くなります。
金額も相応の値段となり、東京都内から稚内エリアまで陸送サービスを利用した場合、以下の金額・日数になることが想定されます。
●金額:10万円以上(税抜)
●日数:約8~10日
オホーツク・道東圏の中心的なエリアの一つ、北見・帯広エリアは、稚内ほど遠方ではないものの、北海道上陸後すぐに到着できる距離にはありません。
陸送サービスを利用した場合は、以下の金額・日数を想定しておくと良いでしょう。
●金額:8万円以上(税抜)
●日数:約7~9日
北海道第二の都市・旭川を擁する旭川エリアは、道南地域の港から比較的アクセスが良い分、北見・帯広に比べれば金額・日数は安くなります。
また、釧路には港が存在しているため、東京から船で車を輸送することもできるでしょう。
陸送サービスを利用した場合、想定される金額・日数は以下の通りです。
●金額:8万円以上(税抜)
●日数:約6~8日
札幌・苫小牧エリアは、東京から北海道への陸送ルートとして考えられる、主要ルートの一つです。
陸送サービスを利用した場合、以下の金額・日数が想定されます。
●金額:7万円前後(税抜)
●日数:約5~7日
函館エリアに輸送する場合、主に青森経由でフェリーを使うルートが想定され、東京都内からだと札幌・苫小牧エリアに比べて多少料金がかかります。
ただ、陸送時は主に高速道路を使っての運搬となることが予想され、その場合の日数は札幌・苫小牧エリアに比べて短縮が期待できるでしょう。
●金額:8万円程度(税抜)
●日数:約4~6日
北海道に車を輸送するにあたって、陸送サービスを利用する場合、本州とは異なるルールも存在します。
特に重要な点が「冬場のスタッドレスタイヤ」の着用です。
北海道は雪国であり、積雪量の大小こそあれ、冬場はほぼ北海道全域で雪が降ります。
そのため、仮に当日雪が降っていない場合であっても、冬場はスタッドレスの着用が必要です。
もし、スタッドレスタイヤの着用がなかった場合、それが理由で料金も割高になることがあります。
冬場に北海道への陸送サービスを利用する際は、スタッドレスタイヤを着用しましょう。
陸送ネットでは、お車の形状や排気量、陸送区間などによって、個別にお見積りをお出ししております。
当社をご利用いただいた場合、東京から北海道各エリアへの料金は、概ね以下の金額となります。
東京都内発 |
料金 |
稚内 |
115,000円(税込126,500円)~ |
北見、帯広 |
85,000円(税込93,500円)~ |
旭川、釧路 |
85,000円(税込93,500円)~ |
札幌、苫小牧 |
67,000円(税込73,700円)~ |
函館 |
75,000円(税込82,500円)~ |
また、大阪市内から大型トラックを北海道各エリアへ陸送する場合の料金は、概ね以下の金額となります。
大阪市内発 |
料金 |
稚内 |
220,000円(税込242,000円)~ |
北見、帯広 |
200,000円(税込220,000円)~ |
旭川、釧路 |
195,000円(税込214,500円)~ |
札幌、苫小牧 |
178,000円(税込195,800円)~ |
函館 |
195,000円(税込214,500円)~ |
新車・中古車・不動車・事故車など、車両の状態も加味しながらお見積りをお出しします。
仮ナンバーや許可を得た回送ナンバーを装着し、専属ドライバーが一般公道上を自走陸送することも可能ですから、車検切れ等ナンバープレートがついていない車両でも安心です。
陸送ネットでは、次にご紹介する3つのステップでご依頼が完了します。
① 無料見積り
② 輸送日の決定
③ 輸送代金のお振込み
まずは、陸送サービスのトップ画面にある「無料見積りフォーム」の内容を入力するか、以下のお電話番号にご連絡ください。
電話番号:0120-097-002
その後、見積り金額を確認したら、輸送を希望される日を決めていただきます。
日程が確定したら「ご注文フォーム」の必要事項を入力していただき、お申込は完了となります。
申込完了後、輸送代金をお振込みいただいたら、入金確認連絡をいたします。
輸送日2~3日前には、お電話にて最終確認を行いますので、安心してご利用いただけます。
道外から北海道へと車を移動させる場合、海をはさんでいることから、陸送だけで北海道に車を運ぶことはできません。
そのため、フェリー等を利用した輸送が一般的な方法であり、北海道に到着してからはさらに時間が必要になります。
出発地点から遠いエリアになるにつれて、日数だけでなく費用も高くなる傾向にあるため、陸送・輸送を依頼する際は安心できる業者を選ぶことが大切です。
もし、業者選びでお悩みなら、実績十分の「陸送ネット」をご検討ください!
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